Zatsugaku Museum
交通−その他 Traffic - Other
ハブ空港て何じゃそりゃ
 ハブ空港というものを新聞やテレビで聞いたことはありませんか。これは、最近になり世界のあらゆる国々を結ぶような国際的なエアーラインで採用されている路線拡張戦略のことです。

 これは、どのようものであるかといえば、ある地域、例えば東南アジアとしましょう。このなかで1つの大きな空港を持つ都市を「ハブ」とします。ここでは、これをソウルとしましょう。そうするとソウルをハブとする航空会社は、東南アジア内の各都市を、ソウルを起点として延ばしていきます。具体的には、ソウル−東京、ソウル−シンガポール、ソウル−上海、ソウル−香港といった感じです。ですから、東京−大阪、大阪−北京といった路線は開設しないことになります。そして、こうしてハブ空港に集めた旅客や貨物を、別地域のハブ空港へと空輸し、その地域に属する非ハブ空港へと最終的に空輸したり、同一地域の非ハブ空港へと空輸していきます。

 この方法は、非常に効率がよく路線拡張ができ、現在ほとんどの大手エアーラインで採用されています。

 アジア諸国は現在このアジアのハブ空港を目指し、4000m級の滑走路が3,4本あるような大きな空港を建設中で、新東京国際空港や関西空港の滑走路1本の体制の日本は、ハブ空港の地位をアジア諸国に奪われるのではないか、といわれています。

747(ジャンボジェット)誕生秘話
空港
 今や航空機の王者として、ボーイング社と共に名を知られ、世界中の空という空を飛び回っているジャンボジェット機ですが、これの原型は軍用であったという話はご存知でしょうか。

 時は、1970年前後のことです。ボーイング社は一つの新型軍用貨物機の米空軍への納品を、ロッキード社と共に争っていました。これが、後にジャンボジェットと呼ばれる機体です。ですが、結局のところ納品はロッキード社に決まり、設計された新型機は無駄になろうとしていました。しかし、さすがは後の航空機市場をほぼ独占したボーイングです。なんと、民間旅客機の転用を決定してしまったのです。初めこの機体は当時の一般的な旅客機と比べあまりにも大きすぎる(多くて200人乗りの時代に、なんとB747は500人乗りだたのです)と思われたのですが、時代は航空機による大量輸送を求めており、B747は大成功し旅客機の代名詞となったのです。

 その後、ボーイング社と納品で争ったロッキード社は、L1011で民間旅客機部門から撤退したこと(詳しくは、経済−ロッキードとロールスロイスと意外な関係を参照してください)を考えれば、本当に世の中、何が幸いするかわからないものですね。

 
信号に引っかからない方法
 自動車で気持ちよく道路を走っていると、信号に引っかかって「いやだな」と思うことは、誰でもあることでしょう。信号に引っかからない方法というものはあるのでしょうか。実は、ないこともありません。つまり、最高速度を維持して走行することです。信号機は一般に最高速度を基準として変わるタイミングを調整しているのです。ですから、最高速度で走行すれば信号にかかる確率が減少するのです。特に、信号機が連続する市街地でこの方法は有効的です。ですが、実は渋滞などで最高速度を維持することが難しいので、現実的な方法ではないこともあります。あ、それから、別に無理にスピードを出せといって訳ではないので、誤解なさらないように!
交通渋滞の原因は?
夜の渋滞
 大きな都市の周りで、必ず起こるといっていいものが交通渋滞ですが、これはどんな条件下で起こるのでしょうか。
 これは、いろいろあります。一般には車線減少、上り坂、下り坂、高速道路のインターチェンジ、パーキングエリアといったものです。これらの条件を見ればわかるとは思いますが、先行する自動車がそれまでよりもスピードを緩めるということで起こるものになってます。車線減少では、車線変更のためにスピードを緩めますし、下り坂では、スピードが出やすいためにドライバがスピードを緩めます。

 このようにして、スピードが緩まることで、流れが悪くなり交通渋滞の発生となるわけです。

スピード違反は許しません!【田中学さん提供情報】
 これは、当館にご来場いただいた、田中学さんからいただいた展示物です。

 信号機は普通は、一定の間隔で信号が変わるようにできていますが、ところによってはおもしろい変わりかたをするようです。

 長野県木曽郡内の国道19号線にある、一般国道の制限速度50Km/hの区間を70km/h以上で走っていると所々にあるセンサーが感知して次の信号機を「赤」に変えて、わざと停止させるシステムがそれです。具体的には、スピードがよくでそうなところの路上5m位のところにセンサーが取り付けられて、走ってくる車の速度を検出し、場所によっては車間距離も検出します。その先200mくらいに、電光掲示板があって、10km/hオーバーぐらいだと「速度注意」という感じの表示の点滅で、20km/hオーバーだと「速度落とせ」というような表示の点灯、車間距離が短いと、「車間開けよ」という表示です。そして、20km/hオーバーや、車間不適だと、センサーから300mくらい先の信号機が赤に変わって、強制的に停止させられます。電光掲示板は、設置費用が高いのかあまりなく、センサーと信号機の組み合わせがほとんどです。国道19号線は、大型車が多く、事故も多いためこんな装置がつけらたそうです。地元の人は、センサーの下をゆっくり走りますが、事情を知らない他県ナンバーの車両は、センサー下をスピードを出して走り、信号を変えて地元車のひんしゅくをかっているとか。長野県の国道19号線では注意して走りましょう。

 ところで、このシステムを聞いて思ったのですが、この動作の仕方はまるで鉄道の信号システムみたいです。鉄道の信号は、先行の列車に近づき過ぎた場合は黄・青の信号(減速信号)、さらに近づいたときは黄色の信号(注意信号)、衝突の危険性があるような場合は赤信号(停止信号)が出るようになっています。そして、もし信号を運転士が無視した場合は強制的に停車させるシステムです。実に似ていませんか。ひょっとして、このシステムの開発者も鉄道好きで鉄道のシステムを真似したのかもしれませんね。

日本一(?)規制のかかる高速道路
 一般的に高速道路が建設されるのは、あまり自然の影響を受けることなく、自然現象によって規制がかかりにくいところのはずなのですが、どうも大分県を東西へと横断している「大分自動車道」はこの一般論からはずれてしまうようです。

 実にこの高速道路の1年の約4分の1程の間、通行止めになったり、速度規制があったりしており、しかもその原因は99.99%別府−湯布院間にかかる霧のためなのです。湯布院はその地形のためなのかよく霧がかかり、さらに質が悪いことにとてつもなく深く、視界が10数mまでも落ち込み360度全て白い世界ということも度々あります。そんな訳ですから、70km/hや80km/hといった速度で走行することは、誰が考えても非常に危険ですので、最高速度が50km/hといった規制がかかったり、封鎖されたりすることも、仕方がないことといえるんですね。そして、こんな具合ですから高速道路を使うよりも一般道を使った方が、目的地に早く着けるという奇妙な事態も起こるのです。

 それにしても、1年の約4分の1程の間に規制がかかるというのは、凄まじいものがあります。コース設定のときに問題にならなかったのでしょうか。最も、他にコースがなかったということも考えられますから、その場合は地下にでも高速を潜らすしかないかもしれませんね(とんでもなく、お金がかかるでしょうが)。


ホームページへ